堀正和・桑江朝比呂編著 ブルーカーボン

地球上で生物が隔離するグリーンカーボンと呼ばれる炭素のうち、海洋生物が隔離する炭素、すなわちブルーカーボンはその55%に相当する。 しかし、二酸化炭素の吸収源となる自然生態系は人類の経済活動によってますます減少している。海洋植生にいたっては…

アンドリュー・キンブレル著 生命に部分はない

市場原理のイデオロギーは、これまでもそして現在も人間部品産業の中心的教義として機能している。機械論思考と科学技術の進歩によって、人間の体は機械のように部品化してとらえられるようになってきた。自由市場原理を標榜する人々や人間部品産業企業家そ…

深井有著 水素分子はかなりすごい 生命科学と医療効果の最前線

40億年前、生命は「水素の時代」に誕生した。水素分子は脳梗塞、パーキンソン病の治療などに力を発揮する。 水素分子がさまざまな医療効果を示すのは、抗酸化作用の他に抗炎症作用、糖・脂質代謝の改善作用、血管拡張作用、神経保護作用、細胞内信号伝達の…

ジェレミー・リフキン著 限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭

ホシュネヴィス博士は、アメリカの国防総省、国立科学財団、NASAの支援と資金提供を受け、「輪郭クラフティング」と呼ばれる3Dプリンティングのプロセスで建物をプリントする実験を行っている。2025年までに世界中で3Dプリンティングによる建物の建設…

佐藤親賢著 プーチンの思考「強いロシア」への選択

プーチンは2000年の就任直後からテレビ局を政権の影響下に置くためあらゆる措置を取った。エリツィン政権下で影響力を誇り、最大のテレビ局「ロシア公共テレビ」を支配した新興財閥総帥ボリス・ベレゾフスキー氏はエリツィンのプーチン後継指名に一役買…

古賀茂明著 国家の暴走  安倍政権の世論操作術

安倍政権が放つ不吉な「13本の矢」 ①日本版NSC法 ②特定秘密保護法 ③武器輸出三原則の廃止 ④集団的自衛権の行使容認 ⑤「産めよ増やせよ」政策 ⑥集団安全保障での武力行使の容認 ⑦日本版CIAの創設 ⑧ODAの軍事利用 ⑨国防軍の保持 ⑩軍法会議の設置 ⑪基本的人権…

山崎亮著 縮充する日本 「参加」が創り出す人口減少社会の希望

本来は繊維の加工に関する用語だが、人口や税収が縮小しながらも地域の営みや住民の生活が充実したものになっていくしくみを編み出さなければならない時期を迎えている。そのために不可欠な力が市民の「参加」である。 イギリスでは2004年に「Where Does…

村上智彦著 最強の地域医療

今までの医療の常識も通用しないことが高齢者では多々出てきた。 ・塩分は一日12.8g摂っていると長生きである ・高齢者の血圧を下げすぎると認知症が増える ・高齢者でコレステロールを下げすぎると短命になる ・糖尿病の治療も高齢者では厳格にやると…

三橋貴明、渡邊哲也著 世界同時 非常事態宣言 トランプ以後の激変が始まった!

日本人の懐を狙うカジノ構想のおかしさ アメリカのカジノ産業が、在日アメリカ商工会議所経由で「東京・横浜・大阪の」ような利便性のいい所にカジノを建設しろ」と言っている。しかも、24時間365日営業をせよと。さらに、カジノの中で、ファイナンスの…

大塚雄介著 いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン

ビットコインは、実体を持たないバーチャルなお金で(仮想通貨)、電子データにすぎず(デジタル通貨)、特定の国に属さず(国際通貨)、参加者みんなで運用し(分散型通貨)、暗号を解く「鍵」がなければ送金できません(暗号通貨)。 ビットコインの発行枚…

長谷川慶太郎著 世界が再び日本を見倣う日 「トランプ砲」は恐れる必要なし

バブ崩壊後、マスコミでは「失われた20年」と言われるけれども、実際には、日本企業は苦しみながら、合理化を進め、技術力を磨いてきた。デフレ時代を生き抜く上での対応を日本企業が身に着けた。 日本の技術貿易収支は、1993年度以降、常に黒字で、2…

原田伊織著 三流の維新一流の江戸  「官賊」薩長も知らなかった 驚きの「江戸システム」

初代内閣総理大臣伊藤博文は、暗殺集団の構成員であり、自らもテロ行為に手を染めている。また、維新の精神的支柱とまでいわれる吉田松陰は、事あるごとに暗殺を主張した。 桂小五郎(木戸孝允)たちは、天皇を「玉」と呼び、「玉を転がす」とか、「玉を抱く…

岩田健太郎著 ワクチンは怖くない

予防接種法には、「無過失補償制度」が必要。 新規定期接種は法律を改正しないと導入することができないという欠陥がある。 皮膚に穴を開ける点滴療法は「自然免疫」を破綻させるリスクを孕んでいる。 成人向けの肺炎球菌ワクチンには、予防接種効果があまり…

柘植久慶著 世界全戦争史 

有史以来、人類が戦っていなかったのは、合計6年間しかない。 安史の乱:755-763年 唐の中期に帝位にあった玄宗皇帝は、皇后を廃して新しい皇后を選び、その皇后が早逝すると実の息子の妃ー楊貴妃を自分の皇后に、という常軌を逸した態度を見せた。…

イアン・ブレマー 御立尚資著 ジオエコノミクスの世紀 Gゼロ後の日本が生き残る道

2013年頃と比べるて、日本の地政学的状況は改善されています。その理由は次の3点です。 第1に、安倍首相が歴史と戦争を語る際に、被害者感情を傷つける発言を控えるようになったこと。 第2に、中国指導部が近年の東シナ海における一連の対立後に日本…

高野誠鮮、木村秋則著 日本農業再生論  「自然栽培」革命で日本は世界一になる!

日本は、農薬の使用量がとりわけ高い。上から中国、日本、韓国、オランダ、イタリア、フランスの順で、単位面積当たりの農薬使用量は、アメリカの約7倍もある。 2009年、アメリカ海洋大気庁が、地球温暖化の新たな原因として、農薬や化学肥料、家畜の排…

中村八郎 吉田太郎著 「防災大国」キューバに世界が注目するわけ

大型ハリケーンの襲来を年に3度も受けながら、全国民の25%にあたる300万人が安全に非難し、わずか7人の死しかださなかった国。 二酸化炭素の排出量を減らすため、省エネ家電製品を全国民に配布し、小学校 から大学まで省エネ教育を実施し、1990…

孫崎享著 これから世界はどうなるか 米国衰退と日本

テロには歴史的な遠因とともに、基本的には、テロを誘発する直接の原因もあります。この原因を政治的手段によって解決することは可能です。政治的解決を図らない、政治的妥協を図らない、その代償がテロなのです。 もし米国がオサマ・ビン・ラディンの「撤退…

ブルース・シュナイアー著 超監視社会 私たちのデータはどこまでみられているのか?

国家による検閲が委縮効果を生む 人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウオッチによれば、情報機関・国家安全保障機関・法執行機関を取材しているジャーナリスたちは、政府の監視活動によりかなり手足を縛られている。その結果、国民にとって重大な関心事が報じ…

佐藤優著 佐藤優の地政学リスク講座2016 日本でテロが起きる日

米ロをめぐる安倍外交の迷走 ソ連崩壊後、まともな市民社会が成立せず、まともな言論機関も成立せず、自らの権力を使って不正蓄財していくという、破綻国家みたいな体制が改まっていないウクライナへ日本政府は、2015年6月お土産として2200億円、使…

藤井厳喜 著  「国家」の逆襲  グローバリズム終焉に向かう世界

グローバリズムの問題点が露わになったのが、2008年のリーマン・ショックである。タックスヘイブンを拠点に無国籍マネーが猛威を振るった結果、100年に一度という金融危機を迎えてしまったのだ。この未曾有の危機を教訓に、アメリカは2010年にド…

佐藤優 宮家邦彦対談 世界史の大転換 常識が通じない時代の読み方

新たなジハード拡散の拠点はフェルガナ盆地 ロシア、中国、イランの大国に囲まれた中央アジア諸国は、テロが多発している新疆ウィグル・チベット両自治区、アフガニスタン、パキスタンとも国境を接する、地政学的に重要な地域です。石油、ガス、ウランのエネ…

山川博功著 グーグルを驚愕させた日本人の知らないニッポン企業

ビィ・フォワードは東京都府中市にある、ECサイトの運営会社です。サイトで売っているのは中古車、そして自動車部品。売り先は、日本を除く全世界です。 全社員173人のうち、54人が外国人。 社長の夢は、アフリカに基幹物流を作る。 最終的に目指して…

河村小百合著 中央銀行は持ちこたえられるか   忍び寄る「経済敗戦」の足音

クルーグマン・ニューヨーク市立大教授は、1998年に日本の不振と「流動性のわな」に関する論文を執筆し、「中央銀行による”期待への働きかけ”によって、デフレから脱却できる」という主旨は、日銀がQQEに踏み切るのに際して、リフレ派の拠りどころとなっ…

里見清一著 医学の勝利が国家を滅ぼす

画期的な新薬が開発され、寿命が延びる。素晴らしき哉、医学の勝利! のはずだった。だがその先に待ち構えているものに我々は慄然とする。爆発的に膨張する医療費は財政の破綻を招き、次世代を巻き添えに国家を滅ぼすこと必至なのだ。 オプジーボを1年間使…

島崎治道著 「地産地消」の生き方

「食の国際化」とは、世界の人々への「食」の提供を一握りの企業、限られた国で独占的に支配しようとする、究極の政治的・経済的戦略だ。 日本の農業に暗雲が立ち込め始める要因となったのは、1954年に締結した「MSA協定」であり、これにより国策とし…

百田尚樹 石平対談 「カエルの楽園」が地獄と化す日

14億人の中国の生存空間が危ない。 2007年の政府発表で全国660都市のうち511都市が水不足。水質汚染が深刻で、すでに2億人以上が安全でない水を飲み水を使っている。 2013年の中国で、大気汚染を原因とする死者は91万6千人に及んでいる…

文藝春秋オピニオン2017年の論点100

日覺昭廣著 日本型経営で金融資本主義に立ち向かえ 全世界のGDPが75兆ドルに対して、金融資産は300兆ドルを超えており、実体経済とかけ離れた状況になっている。ヘッジファンドと呼ばれる「投機家」の経済規模は200兆円にのぼる。彼らの中には、金融…

榊原英資著 日本国債が暴落する日は来るのか? 低成長時代の国家戦略

ケインズ政策として名高いのは、テネシー川流域開発公社などで公共事業を起こし、失業を減らして大不況から抜け出そうとしたアメリカの「ニューディール」(新規まき直し)政策で33年にルーズベルト大統領が始めました。しかし、31年12月に誕生した犬…

フィリップ・E・テトロック&ダン・ガードナー著 超予測力

「我々はイラクは国連の決議と制限に背き、大量破壊兵器計画を継続してきたと判断する。イラク政府は生物化学兵器のみならず、国連の制限を超える射程のミサイルも保有している。この状態を放置すれば、十年以内におそらく核兵器を保有することになるだろう…

齋藤ウィリアム浩幸著 超初心者のためのサイバーセキュリティ入門

アメリカではSSN(Social Security Number)悪用による被害は、毎年数百万人ともいわれています。日本のマイナンバーが心配です。 サイバー攻撃によるアメリカ市場の経済損失は、一年間で数兆円から十兆円規模に達するという推計があります。 企業のトップは…

上念 司 / グループ新霞ケ関 著 2030年の世界エネルギー覇権図 アメリカの新戦略を読み解く

2015年11月にISの犯行によるパリ同時多発テロ事件を、ローマ法王フランシスコ一世が評して、「これは第三次世界大戦の一環です」と述べた。 アメリカは世界に混乱を起こして、絶え間ない戦争状態を作り出し、覇権を維持する。その有力な武器が、エネル…

クラウス・シュワブ著 第四次産業革命 ダボス会議が予測する未来

第四次産業革命ではエマージングテクノロジーと幅広いイノベーションが、これまでの産業革命を遙かに凌駕する速度で普及している。負の側面は、失業の増大や不平等の拡大から、自律型ロボット兵器システムや新たなサイバーリスクまで多くある。 世界全体の全…

伊藤雅文著 邪馬台国は熊本にあった! ~「魏志倭人伝」後世改竄説で見える邪馬台国~

范曄による「後漢書」の記述と齟齬があり、宋の文帝のお墨付きを得ている「後漢書」の記述に合うように「魏志倭人伝」の記述が改竄された。 「水行二十日」「水行十日」「陸行一月」は道里ではなく、日数表記の不自然さがこれにより説明がつく。 邪馬台国は…

池上彰著 アメリカを見れば世界がわかる

2012年8月、「The U.S.-Japan Alliance :Anchoring Stability in Asia」(日米同盟:アジアの安定をつなぎとめるために)という論文が発表されました。アメリカのリチャード・アーミテージとジョセフ・ナイという知日派が、日本とアメリカの軍事同盟は…

野口悠紀雄著 英EU離脱! 日本は円高に対処できるか

EUが分解する可能性が強い。 日銀は、2016年9月21日に金融政策の総括検証を発表した。インフレ目標の達成時期は曖昧になったが、2%目標自体は据え置かれている。しかし本当の問題は、政策内容を曖昧にすることではなく、「インフレターゲットの追及…

一橋文哉著 国家の闇   日本人と犯罪<蠢動する巨悪>

全国の警察に届けられる原因不明の死体=変死体は年間15万人前後に上る。そのうち犯罪か否かを確かめるために解剖されるのは1割以下でしかない。 終戦直後の下山事件から2006年のライブドア元関連会社役員、野口英昭の怪死まで、本書で取り上げられて…

エマニュエル・トッド著 問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論

ブリュッセルのEU官僚機構は、諸人民、諸国民の間の差異を消すことを企てたが、ユーロ圏はすでに機能不全に陥っており、やがては崩れます。 『最後の転落』(76年)で「ソ連崩壊」を、『帝国以後』(2002年)で「米国発金融危機」を、『文明の接近』(…

辛坊治郎著 ニュースでは伝えられない 日本の真相

ノーベル平和賞を受賞したオバマは、在任中核廃絶に道筋をつけるどころか、アメリカの核兵器の近代化のため今後30年間に100兆円もの税金を投入することに大統領として同意し、北朝鮮の核武装を放置し、さらにイランに将来の核武装の道を開いてしまった。

メアリー・メイプス著 大統領の疑惑 米大統領選を揺るがせたメディア界一大スキャンダルの真実

2004年9月、CBSの<60ミニッツⅡ>のメイプスのチームが、ブッシュ大統領が希望者の多かった州兵へのポジションを一族の強力なコネで手に入れたのは確実だと思われる、という番組を放送した。 ブッシュはそのおかげでヴェトナム戦争に送られた250万…

佐藤健太郎著 医薬品とノーベル賞  がん治療薬は受賞できるか?

人体には数万種類のたんぱく質があり、細かく分業がなされている。たんぱく質の働きは極めて多彩で、生命活動とは、たんぱく質の秩序ある共同作業と言える。 かっては人体の細胞は60兆個と言われていたが、最新の見解は約37兆2000億個。 ピロリ菌は…

久坂部羊著 虚栄 Vanity

現代医学の最先端に渦巻く野望と、集学的治療の罠。医学界とメディアの欺瞞を抉り出す、医療サスペンス。 当てにならない希望と、辛いけど本当のこと。 どちらがいいですか。

森 昭著 歯はみがいてはいけない

1.歯磨きは寝る前と起きた直後 2.デンタルクロスが主、歯ブラシは副 3.食後は舌回し 食後30分は唾液の効力が一番強いとき。舌回しで食べかすをとると、舌の筋ト レにも。舌の筋トレは健康寿命に直結する。

ゲルノット・ワグナー、マーティン・ワイツマン著 気候変動クライシス

気候変動は、大きな被害をもたらすので、炭素税などを導入すべきだ。 気候変動のリスクは、不確実性が極めて高いので、その被害見積もりは今よりずっと上積みすべきかもしれない。 ジオエンジニアリングによる気候変動対策は高リスクだし、お手軽なので誰か…

矢部 宏治著 日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか

「戦争になったら、日本軍は米軍の指揮下に入る」という「統一指揮権密約」が1952年7月と1954年2月当時の吉田首相が口頭で結ばれていた。 1953年9月の日米合同委員会では、「日本の当局は所在地のいかんを問わず合衆国軍隊の財産について、捜…

高橋洋一著 日本はこの先どうなるのか

日本の純債務は約490兆円でGDP比は約100%だ。 日本銀行も含めた連結ベースでは約100兆円でGDP比は20%程度である。 財務省が消費税を上げたがるのは「でかい顔」をしたいから。 財務官僚が予算総額を膨らませて、カネを自由に差配できるようにす…

辻 直樹著  なぜ水素で細胞から若返るのか 抗酸化作用とアンチエイジング 

水素は決して万能薬ではなく、その効能は唯一、身体を衰えさせる悪玉活性酸素を除去することだけである。しかし、酸化を防ぐことは、私たちの身体の中で起こる不調や老化の根本原因を断ち切る唯一無二の方法である。 最高の「クオリティ・オブ・デス」を迎え…

佐藤 優著 君たちが知っておくべきこと 未来のエリートとの対話

内閣官房副長官補の兼原信克氏は、自分が書いた「戦略外交原論」を教科書にして早稲田大学で講義しているが、間違いだらけ。日本の外交や知性の弱さに繫がっているのでは。 ホルムズ海峡が封鎖されるという集団的自衛権をめぐる完全に頓珍漢な議論。国際航路…

井沢 元彦著 逆説の日本史

仏教伝来依然、日本人にとって、「遺体を焼く」ことはむしろ冒涜であったが、持統天皇が「今後天皇は仏教式に火葬すべし」という命令を下した。その目的は「死穢」にまみれた都を捨てるとい習慣を、仏教式の火葬という葬礼を取り入れることにより変えること…

ニコラス・P・マネー著  微生物 - 目に見えない支配者たち

私たちの体は約40兆個の細胞で構成されているばかりではなく、100兆個のバクテリアを主に腸内に含んでいる。加えて、1000兆個のウイルスも体内に存在しているのだ。このほかにアーキアや真菌類、そのほかの真核微生物も体の中で生息している。これ…