前田速夫著 「新しき村」の年 <愚者の園>の真実

一世紀前、武者小路実篤を中心として「新しき村」が創設された。戦争や暴動など国内外が騒然とする時代にあって、「人類共生」の夢を掲げた農村共同体は、土地の移転、人間関係による内紛、実篤の離村と死没など幾度も危機に晒されながらも、着実な発展を遂…

鎌田浩毅著 日本の地下で何が起きているのか 

現在の地震と噴火の頻発は「3.11」によって地盤に加えられた歪を解消しようとしているのだ。もはや日本列島は1000年ぶりの「大地変動の時代」が始まってしまい、今後の数10年は地震と噴火が止むことはないだろう。 日本の国土面積は世界の陸地の0…

奥野修司、徳山大樹著 怖い中国食品、不気味なアメリカ食品

アメリカから輸入される牛肉には、国産牛よりも600倍もの女性ホルモンが含まれている。しかし、計測すれば輸入禁止にせざるを得ず、そうなればアメリカと必ずトラブルになるから、食品に含まれる女性ホルモンを測ろうともしない。 日本と対照的なのはEUで…

西川芳昭著 種子が消えればあなたも消える 共有か独占か

2017年2月10日に、「主要農作物種子法を廃止する法律案」の第193回国会への提出が閣議で了承されたというニュースが種子を大切に考えている仲間たちの間を駆け巡った。 干ばつや砂漠化によって、毎年、穀物栽培で2000万トンに相当する1200…

矢部宏治著 知ってはいけない 隠された日本支配の構造

日米地位協定の考え方補足版 1983年12月(外務省が作成した高級官僚向けの極秘マニュアル)には、次のような記載がある。 〇 アメリカは日本国内のどんな場所でも基地にしたいと要求することができる。 〇 日本は合理的な理由なしにその要求を拒否する…

ポール・ノフラー著 デザイナー・ベビー

CRISPR-Cas9と呼ばれる遺伝子組換え(ゲノム編集)技術の発明により、私たちはすでにデザイナー・ベビーをつくり出せる寸前の段階にまできている。 一部の科学者、倫理学者、そして法学者は、デザイナー・ベビーをつくることを支持している。 EU,オーストリ…

レベッカ・コスタ 著 文明はなぜ崩壊するのか

認知閾とは、状況の複雑さが増していくスピードに、人間の脳が進化するスピードが追い付かない状態をいう。 スーパーミームとは、社会制度や習慣、価値観、合理的思考を押し流す力がある。今の社会で進歩を妨げているのは、五つのスーパーミームだ。不合理な…

レベッカ・コスタ 著 文明は 

齋藤糧三著 病気を遠ざける!1日1回日光浴 日本人は知らないビタミンDの実力

2000年代に入ってアメリカを中心に潮目が変わり、カルシウム代謝以外の働きに関心が集まるようになり、ビタミンDを”人体のあらゆる機能を調整するホルモン”として重要視するパラダイムシフトが起こった。 ビタミンDががん細胞の受容体へ結合すると、がん…

竹中裕行著 ミドリムシの仲間がつくる地球環境と健康 シアノバクテリア・緑藻・ユーグレナたちのパワー

「藻類」とは、酸素を発生する光合成を行うすべての真核生物の中から、陸上の大型植物(種子植物、シダ植物、コケ植物)を除いた残りすべての生物を指します。そして、藻類の中の単細胞生物を基本的にマイクロアルジェとしています。 地球温暖化、オゾン層の…

奥村歩著 脳の老化を99%遅らせる方法

脳には、約1000億個の神経細胞がある。「脳細胞の数は20歳を過ぎると1日10万個のペースで減少する」と言われているが、心配する必要はない。 デフォルトモード・ネットワークが脳のつながりをよくしていた。 何もせずにぼんやりしているときの脳で…

中田考著 帝国の復興と啓蒙の未来

トルコが文明の再編の鍵を握る。仮にエルドアン政権が政敵によって打倒された場合、イスラーム主義者と世俗主義者の対立が激化し、トルコは内乱に陥り、シリア化することが予想される。内戦状態になった場合、トルコから1000万人規模の「難民」がヨーロ…

レイ・カーツワイル著 シンギュラティーは近い  人類が生命を超越するとき

2045年、AIが人類の知性を上回り、ついに私たちは生物の限界を超えてシンギュラリティーへと到達する。 遺伝学、ナノテクノロジー、ロボット工学関連、脳のリバースエンジニアリング能力の指数関数的の伸びによる。 フューチャリストとして技術的特異点…

堀正和・桑江朝比呂編著 ブルーカーボン

地球上で生物が隔離するグリーンカーボンと呼ばれる炭素のうち、海洋生物が隔離する炭素、すなわちブルーカーボンはその55%に相当する。 しかし、二酸化炭素の吸収源となる自然生態系は人類の経済活動によってますます減少している。海洋植生にいたっては…

アンドリュー・キンブレル著 生命に部分はない

市場原理のイデオロギーは、これまでもそして現在も人間部品産業の中心的教義として機能している。機械論思考と科学技術の進歩によって、人間の体は機械のように部品化してとらえられるようになってきた。自由市場原理を標榜する人々や人間部品産業企業家そ…

深井有著 水素分子はかなりすごい 生命科学と医療効果の最前線

40億年前、生命は「水素の時代」に誕生した。水素分子は脳梗塞、パーキンソン病の治療などに力を発揮する。 水素分子がさまざまな医療効果を示すのは、抗酸化作用の他に抗炎症作用、糖・脂質代謝の改善作用、血管拡張作用、神経保護作用、細胞内信号伝達の…

ジェレミー・リフキン著 限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭

ホシュネヴィス博士は、アメリカの国防総省、国立科学財団、NASAの支援と資金提供を受け、「輪郭クラフティング」と呼ばれる3Dプリンティングのプロセスで建物をプリントする実験を行っている。2025年までに世界中で3Dプリンティングによる建物の建設…

佐藤親賢著 プーチンの思考「強いロシア」への選択

プーチンは2000年の就任直後からテレビ局を政権の影響下に置くためあらゆる措置を取った。エリツィン政権下で影響力を誇り、最大のテレビ局「ロシア公共テレビ」を支配した新興財閥総帥ボリス・ベレゾフスキー氏はエリツィンのプーチン後継指名に一役買…

古賀茂明著 国家の暴走  安倍政権の世論操作術

安倍政権が放つ不吉な「13本の矢」 ①日本版NSC法 ②特定秘密保護法 ③武器輸出三原則の廃止 ④集団的自衛権の行使容認 ⑤「産めよ増やせよ」政策 ⑥集団安全保障での武力行使の容認 ⑦日本版CIAの創設 ⑧ODAの軍事利用 ⑨国防軍の保持 ⑩軍法会議の設置 ⑪基本的人権…

山崎亮著 縮充する日本 「参加」が創り出す人口減少社会の希望

本来は繊維の加工に関する用語だが、人口や税収が縮小しながらも地域の営みや住民の生活が充実したものになっていくしくみを編み出さなければならない時期を迎えている。そのために不可欠な力が市民の「参加」である。 イギリスでは2004年に「Where Does…

村上智彦著 最強の地域医療

今までの医療の常識も通用しないことが高齢者では多々出てきた。 ・塩分は一日12.8g摂っていると長生きである ・高齢者の血圧を下げすぎると認知症が増える ・高齢者でコレステロールを下げすぎると短命になる ・糖尿病の治療も高齢者では厳格にやると…

三橋貴明、渡邊哲也著 世界同時 非常事態宣言 トランプ以後の激変が始まった!

日本人の懐を狙うカジノ構想のおかしさ アメリカのカジノ産業が、在日アメリカ商工会議所経由で「東京・横浜・大阪の」ような利便性のいい所にカジノを建設しろ」と言っている。しかも、24時間365日営業をせよと。さらに、カジノの中で、ファイナンスの…

大塚雄介著 いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン

ビットコインは、実体を持たないバーチャルなお金で(仮想通貨)、電子データにすぎず(デジタル通貨)、特定の国に属さず(国際通貨)、参加者みんなで運用し(分散型通貨)、暗号を解く「鍵」がなければ送金できません(暗号通貨)。 ビットコインの発行枚…

長谷川慶太郎著 世界が再び日本を見倣う日 「トランプ砲」は恐れる必要なし

バブ崩壊後、マスコミでは「失われた20年」と言われるけれども、実際には、日本企業は苦しみながら、合理化を進め、技術力を磨いてきた。デフレ時代を生き抜く上での対応を日本企業が身に着けた。 日本の技術貿易収支は、1993年度以降、常に黒字で、2…

原田伊織著 三流の維新一流の江戸  「官賊」薩長も知らなかった 驚きの「江戸システム」

初代内閣総理大臣伊藤博文は、暗殺集団の構成員であり、自らもテロ行為に手を染めている。また、維新の精神的支柱とまでいわれる吉田松陰は、事あるごとに暗殺を主張した。 桂小五郎(木戸孝允)たちは、天皇を「玉」と呼び、「玉を転がす」とか、「玉を抱く…

岩田健太郎著 ワクチンは怖くない

予防接種法には、「無過失補償制度」が必要。 新規定期接種は法律を改正しないと導入することができないという欠陥がある。 皮膚に穴を開ける点滴療法は「自然免疫」を破綻させるリスクを孕んでいる。 成人向けの肺炎球菌ワクチンには、予防接種効果があまり…

柘植久慶著 世界全戦争史 

有史以来、人類が戦っていなかったのは、合計6年間しかない。 安史の乱:755-763年 唐の中期に帝位にあった玄宗皇帝は、皇后を廃して新しい皇后を選び、その皇后が早逝すると実の息子の妃ー楊貴妃を自分の皇后に、という常軌を逸した態度を見せた。…

イアン・ブレマー 御立尚資著 ジオエコノミクスの世紀 Gゼロ後の日本が生き残る道

2013年頃と比べるて、日本の地政学的状況は改善されています。その理由は次の3点です。 第1に、安倍首相が歴史と戦争を語る際に、被害者感情を傷つける発言を控えるようになったこと。 第2に、中国指導部が近年の東シナ海における一連の対立後に日本…

高野誠鮮、木村秋則著 日本農業再生論  「自然栽培」革命で日本は世界一になる!

日本は、農薬の使用量がとりわけ高い。上から中国、日本、韓国、オランダ、イタリア、フランスの順で、単位面積当たりの農薬使用量は、アメリカの約7倍もある。 2009年、アメリカ海洋大気庁が、地球温暖化の新たな原因として、農薬や化学肥料、家畜の排…

中村八郎 吉田太郎著 「防災大国」キューバに世界が注目するわけ

大型ハリケーンの襲来を年に3度も受けながら、全国民の25%にあたる300万人が安全に非難し、わずか7人の死しかださなかった国。 二酸化炭素の排出量を減らすため、省エネ家電製品を全国民に配布し、小学校 から大学まで省エネ教育を実施し、1990…