井上泰浩 著 アメリカの原爆神話と情報操作

アメリカでは、2017年天文学的予算(1兆ドル)を費やし精度と殺傷力をさらに高める核兵器のの近代化が動き出した。 広島・長崎に投下された原爆について、いまなお多数のアメリカ国民が5つの神話 ①事前に警告し軍事基地を破壊した②その衝撃で日本はす…

ジャック・ペレッティ著 世界を変えた14の密約

1945年、ニューヨークのメトロポリタン生命保険会社の本社で働いていたルイ・ダブリンは顧客の保険料の支払額を見ていて体重が大きく影響していることに気付いた。そこで、契約者の体重の基準を切り下げて、それまで「太り過ぎ」に分類されていた人たち…

渡邊哲也著 「米中関係」が決める5年後の日本経済

国際社会に悪影響をもたらす中国の租借権問題 国際間での融資については厳格な審査が行われる。その審査をクリアした後に政治・経済状況の急変によってデフォルトに陥った場合は、パリクラブ(債務国会合)と呼ばれる、パリで行われる国家間の債務滞納などに…

高橋洋一著 「官僚とマスコミ」は嘘ばかり

「明日の社説に書け!」財務省では、上司からそんな命令が飛ぶ。実は財務官僚は、様々な手を講じて、思いのままに新聞の社説を書いてもらえるほどの「ズブズブの人間関係」をつくりあげている。 日本の財務状況は先進国最悪どころか、アメリカよりもいい。 …

上垣外憲一著 鎖国前夜ラプソディ 惺窩と家康の「日本の大航海時代」

徳川の平和を実現した政治体制を作り出した家康、その平和の精神に広やかさと寛容さを与えた惺窩、二人相まって、日本の近世を飛び越して、近代が準備されたのである(徳川封建体制、鎖国体制は、徳川家光と林羅山の所産である)。科学技術と、人間中心主義…

加納剛太編著 ディープ・イノベーション -起業工学が開く人類の新たな地平ー

シュンペーターは「イノベーション」を1911年に次のように定義した。 ・顧客満足度の飛躍的向上 ・その活動を通して社会の変革を起こす ところが、日本では1985年の『経済白書』で「イノベーション」を「技術革新」と誤訳した。 正しくは、「市場の…

福場ひとみ著 国家のシロアリ

かって、復興予算が霞ケ関の庁舎や沖縄の道路に流用された国家的犯罪があった。 あれからどれだけ変わったでしょうか。国家のシロアリを生む最大の要因は、国民の無関心かもしれない。 「実は財務省の主計官から、”欲しい予算があったら、復興予算で出したら…

手嶋龍一 佐藤優 対談 独裁の宴 世界の歪みを読み解く

2017年8月29日北朝鮮の弾道ミサイルを発射を受けて小野寺防衛大臣の「ミサイルが日本の領空を2分間飛翔した」という発言は、問題。領空とはおよそ高度100キロメートルくらい、ミサイルは550キロメートル。国際法という武器を身に着けていない…

奥山俊宏著 パラダイス文書 連鎖する内部告発、パナマ文書を経て「調査報道」がいま暴く

弁護士と会計士の支援を得て法務と税務の最新知識を使い、タックスヘイブンや租税特別措置に抜け道を探して巧妙かつ適法に租税を回避するのは、経済主体としては当然の行動かもしれない。しかし、そのような行動が可能なのは大企業や超富裕層のみで、そのし…

田中優子 松岡正剛対談 日本問答

9条の内容は軍事強国を基準にすると、とても普遍的とは言えないから、「普通の国になりたい」などと言っては9条を変えることを意図する。ところが9条はパリ不戦条約の流れを汲むもう一つの普遍であることを、多くの人は知っている。つまり世界のデュアル…

前田速夫著 「新しき村」の年 <愚者の園>の真実

一世紀前、武者小路実篤を中心として「新しき村」が創設された。戦争や暴動など国内外が騒然とする時代にあって、「人類共生」の夢を掲げた農村共同体は、土地の移転、人間関係による内紛、実篤の離村と死没など幾度も危機に晒されながらも、着実な発展を遂…

鎌田浩毅著 日本の地下で何が起きているのか 

現在の地震と噴火の頻発は「3.11」によって地盤に加えられた歪を解消しようとしているのだ。もはや日本列島は1000年ぶりの「大地変動の時代」が始まってしまい、今後の数10年は地震と噴火が止むことはないだろう。 日本の国土面積は世界の陸地の0…

奥野修司、徳山大樹著 怖い中国食品、不気味なアメリカ食品

アメリカから輸入される牛肉には、国産牛よりも600倍もの女性ホルモンが含まれている。しかし、計測すれば輸入禁止にせざるを得ず、そうなればアメリカと必ずトラブルになるから、食品に含まれる女性ホルモンを測ろうともしない。 日本と対照的なのはEUで…

西川芳昭著 種子が消えればあなたも消える 共有か独占か

2017年2月10日に、「主要農作物種子法を廃止する法律案」の第193回国会への提出が閣議で了承されたというニュースが種子を大切に考えている仲間たちの間を駆け巡った。 干ばつや砂漠化によって、毎年、穀物栽培で2000万トンに相当する1200…

矢部宏治著 知ってはいけない 隠された日本支配の構造

日米地位協定の考え方補足版 1983年12月(外務省が作成した高級官僚向けの極秘マニュアル)には、次のような記載がある。 〇 アメリカは日本国内のどんな場所でも基地にしたいと要求することができる。 〇 日本は合理的な理由なしにその要求を拒否する…

ポール・ノフラー著 デザイナー・ベビー

CRISPR-Cas9と呼ばれる遺伝子組換え(ゲノム編集)技術の発明により、私たちはすでにデザイナー・ベビーをつくり出せる寸前の段階にまできている。 一部の科学者、倫理学者、そして法学者は、デザイナー・ベビーをつくることを支持している。 EU,オーストリ…

レベッカ・コスタ 著 文明はなぜ崩壊するのか

認知閾とは、状況の複雑さが増していくスピードに、人間の脳が進化するスピードが追い付かない状態をいう。 スーパーミームとは、社会制度や習慣、価値観、合理的思考を押し流す力がある。今の社会で進歩を妨げているのは、五つのスーパーミームだ。不合理な…

レベッカ・コスタ 著 文明は 

齋藤糧三著 病気を遠ざける!1日1回日光浴 日本人は知らないビタミンDの実力

2000年代に入ってアメリカを中心に潮目が変わり、カルシウム代謝以外の働きに関心が集まるようになり、ビタミンDを”人体のあらゆる機能を調整するホルモン”として重要視するパラダイムシフトが起こった。 ビタミンDががん細胞の受容体へ結合すると、がん…

竹中裕行著 ミドリムシの仲間がつくる地球環境と健康 シアノバクテリア・緑藻・ユーグレナたちのパワー

「藻類」とは、酸素を発生する光合成を行うすべての真核生物の中から、陸上の大型植物(種子植物、シダ植物、コケ植物)を除いた残りすべての生物を指します。そして、藻類の中の単細胞生物を基本的にマイクロアルジェとしています。 地球温暖化、オゾン層の…

奥村歩著 脳の老化を99%遅らせる方法

脳には、約1000億個の神経細胞がある。「脳細胞の数は20歳を過ぎると1日10万個のペースで減少する」と言われているが、心配する必要はない。 デフォルトモード・ネットワークが脳のつながりをよくしていた。 何もせずにぼんやりしているときの脳で…

中田考著 帝国の復興と啓蒙の未来

トルコが文明の再編の鍵を握る。仮にエルドアン政権が政敵によって打倒された場合、イスラーム主義者と世俗主義者の対立が激化し、トルコは内乱に陥り、シリア化することが予想される。内戦状態になった場合、トルコから1000万人規模の「難民」がヨーロ…

レイ・カーツワイル著 シンギュラティーは近い  人類が生命を超越するとき

2045年、AIが人類の知性を上回り、ついに私たちは生物の限界を超えてシンギュラリティーへと到達する。 遺伝学、ナノテクノロジー、ロボット工学関連、脳のリバースエンジニアリング能力の指数関数的の伸びによる。 フューチャリストとして技術的特異点…

堀正和・桑江朝比呂編著 ブルーカーボン

地球上で生物が隔離するグリーンカーボンと呼ばれる炭素のうち、海洋生物が隔離する炭素、すなわちブルーカーボンはその55%に相当する。 しかし、二酸化炭素の吸収源となる自然生態系は人類の経済活動によってますます減少している。海洋植生にいたっては…

アンドリュー・キンブレル著 生命に部分はない

市場原理のイデオロギーは、これまでもそして現在も人間部品産業の中心的教義として機能している。機械論思考と科学技術の進歩によって、人間の体は機械のように部品化してとらえられるようになってきた。自由市場原理を標榜する人々や人間部品産業企業家そ…

深井有著 水素分子はかなりすごい 生命科学と医療効果の最前線

40億年前、生命は「水素の時代」に誕生した。水素分子は脳梗塞、パーキンソン病の治療などに力を発揮する。 水素分子がさまざまな医療効果を示すのは、抗酸化作用の他に抗炎症作用、糖・脂質代謝の改善作用、血管拡張作用、神経保護作用、細胞内信号伝達の…

ジェレミー・リフキン著 限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭

ホシュネヴィス博士は、アメリカの国防総省、国立科学財団、NASAの支援と資金提供を受け、「輪郭クラフティング」と呼ばれる3Dプリンティングのプロセスで建物をプリントする実験を行っている。2025年までに世界中で3Dプリンティングによる建物の建設…

佐藤親賢著 プーチンの思考「強いロシア」への選択

プーチンは2000年の就任直後からテレビ局を政権の影響下に置くためあらゆる措置を取った。エリツィン政権下で影響力を誇り、最大のテレビ局「ロシア公共テレビ」を支配した新興財閥総帥ボリス・ベレゾフスキー氏はエリツィンのプーチン後継指名に一役買…

古賀茂明著 国家の暴走  安倍政権の世論操作術

安倍政権が放つ不吉な「13本の矢」 ①日本版NSC法 ②特定秘密保護法 ③武器輸出三原則の廃止 ④集団的自衛権の行使容認 ⑤「産めよ増やせよ」政策 ⑥集団安全保障での武力行使の容認 ⑦日本版CIAの創設 ⑧ODAの軍事利用 ⑨国防軍の保持 ⑩軍法会議の設置 ⑪基本的人権…

山崎亮著 縮充する日本 「参加」が創り出す人口減少社会の希望

本来は繊維の加工に関する用語だが、人口や税収が縮小しながらも地域の営みや住民の生活が充実したものになっていくしくみを編み出さなければならない時期を迎えている。そのために不可欠な力が市民の「参加」である。 イギリスでは2004年に「Where Does…