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藤井厳喜 著  「国家」の逆襲  グローバリズム終焉に向かう世界

 グローバリズムの問題点が露わになったのが、2008年のリーマン・ショックである。タックスヘイブンを拠点に無国籍マネーが猛威を振るった結果、100年に一度という金融危機を迎えてしまったのだ。この未曾有の危機を教訓に、アメリカは2010年にドッド・フランク法を制定して金融の再規制にに舵を切ったのに続いて、FATCA(外国口座税務規制順守法)を制定した。

 2013年2月、スイス政府はFATCAに基ずく金融口座情報の交換についてアメリカ政府と合意し、調印した。主要なタックスヘイブンのひとつであったスイスが、アメリカの金融再規制に対して白旗を挙げた瞬間だった。

 ドイツ銀行は、世界中で年間6000件以上の訴訟を起こされている。2016年6月、IMFは、「世界の巨大銀行の中で、金融システムへの潜在的リスクが最も大きいのはドイツ銀行である」というレポートを発表した。

 2015年8月12日に起きた天津の大爆発は、テロが疑われる。

 天津大爆発の後も、8月22日、23日、24日、26日、31日と各地で化学工場の爆発事件が起きている。

 1986年4月に起きたチェルノブイリ原発事故はソ連邦崩壊の序曲となった。同じように天津大爆発がチャイナ崩壊の始まりになるのではないか。