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フィリップ・E・テトロック&ダン・ガードナー著 超予測力

 「我々はイラク国連の決議と制限に背き、大量破壊兵器計画を継続してきたと判断する。イラク政府は生物化学兵器のみならず、国連の制限を超える射程のミサイルも保有している。この状態を放置すれば、十年以内におそらく核兵器を保有することになるだろう」

 2002年10月に公開された「国家情報評価書」は、CIA,NSA,DIAのほか13の情報機関の合意した見解である。これらの機関を総称して「インテリジェンス・コミュニティ(IC)」と呼ばれる。

 ICの判断は誤りであった。なぜか。

 ピッグス湾事件がケネディ政権最大の汚点だとすれば、キューバミサイル危機はその最大の成果といえる。ケネディはピッグス湾事件のあと自分たちがこれほどひどい失態を演じた原因の究明を命じた。その結果、居心地のよい全会一致主義が根本原因であると指摘され、再発防止のため意思決定プロセスの変革が推奨された。

 超予測者を目指すための10の心得が紹介されている。