2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

島崎治道著 「地産地消」の生き方

「食の国際化」とは、世界の人々への「食」の提供を一握りの企業、限られた国で独占的に支配しようとする、究極の政治的・経済的戦略だ。 日本の農業に暗雲が立ち込め始める要因となったのは、1954年に締結した「MSA協定」であり、これにより国策とし…

百田尚樹 石平対談 「カエルの楽園」が地獄と化す日

14億人の中国の生存空間が危ない。 2007年の政府発表で全国660都市のうち511都市が水不足。水質汚染が深刻で、すでに2億人以上が安全でない水を飲み水を使っている。 2013年の中国で、大気汚染を原因とする死者は91万6千人に及んでいる…

文藝春秋オピニオン2017年の論点100

日覺昭廣著 日本型経営で金融資本主義に立ち向かえ 全世界のGDPが75兆ドルに対して、金融資産は300兆ドルを超えており、実体経済とかけ離れた状況になっている。ヘッジファンドと呼ばれる「投機家」の経済規模は200兆円にのぼる。彼らの中には、金融…

榊原英資著 日本国債が暴落する日は来るのか? 低成長時代の国家戦略

ケインズ政策として名高いのは、テネシー川流域開発公社などで公共事業を起こし、失業を減らして大不況から抜け出そうとしたアメリカの「ニューディール」(新規まき直し)政策で33年にルーズベルト大統領が始めました。しかし、31年12月に誕生した犬…

フィリップ・E・テトロック&ダン・ガードナー著 超予測力

「我々はイラクは国連の決議と制限に背き、大量破壊兵器計画を継続してきたと判断する。イラク政府は生物化学兵器のみならず、国連の制限を超える射程のミサイルも保有している。この状態を放置すれば、十年以内におそらく核兵器を保有することになるだろう…

齋藤ウィリアム浩幸著 超初心者のためのサイバーセキュリティ入門

アメリカではSSN(Social Security Number)悪用による被害は、毎年数百万人ともいわれています。日本のマイナンバーが心配です。 サイバー攻撃によるアメリカ市場の経済損失は、一年間で数兆円から十兆円規模に達するという推計があります。 企業のトップは…

上念 司 / グループ新霞ケ関 著 2030年の世界エネルギー覇権図 アメリカの新戦略を読み解く

2015年11月にISの犯行によるパリ同時多発テロ事件を、ローマ法王フランシスコ一世が評して、「これは第三次世界大戦の一環です」と述べた。 アメリカは世界に混乱を起こして、絶え間ない戦争状態を作り出し、覇権を維持する。その有力な武器が、エネル…

クラウス・シュワブ著 第四次産業革命 ダボス会議が予測する未来

第四次産業革命ではエマージングテクノロジーと幅広いイノベーションが、これまでの産業革命を遙かに凌駕する速度で普及している。負の側面は、失業の増大や不平等の拡大から、自律型ロボット兵器システムや新たなサイバーリスクまで多くある。 世界全体の全…