里見清一著 医学の勝利が国家を滅ぼす
画期的な新薬が開発され、寿命が延びる。素晴らしき哉、医学の勝利! のはずだった。だがその先に待ち構えているものに我々は慄然とする。爆発的に膨張する医療費は財政の破綻を招き、次世代を巻き添えに国家を滅ぼすこと必至なのだ。
オプジーボを1年間使うと3500万円、また、いつやめていいかもわからない。
陽子線治療は、理屈の上では通常の放射線治療より「良いに決まっている」はずが、実際の治療データーをみると、効果においても副作用においても大して変わらない。
CT検査は、放射線被曝を伴うから、特に若い患者に「念のため」CTを撮るようなことは厳に慎むべき。
検診年齢の上限は70歳が基本。
高齢者に対して、寿命を延ばすような医療行為は禁止。