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河村小百合著 中央銀行は持ちこたえられるか   忍び寄る「経済敗戦」の足音

 クルーグマンニューヨーク市立大教授は、1998年に日本の不振と「流動性のわな」に関する論文を執筆し、「中央銀行による”期待への働きかけ”によって、デフレから脱却できる」という主旨は、日銀がQQEに踏み切るのに際して、リフレ派の拠りどころとなった。ところがそのクルーグマン教授は、2015年10月自らのブログで「日本のデフレはかっての自説のような需給ギャップによるものではなく、人口動態によるものであることがわかった」「期待に働きかける金融政策運営は、人口動態を主因とするデフレには無力であった」と考えを変えたことを明らかにした。

 海外の主要中央銀行は以前から、自らの金融政策運営上の考え方やその実践等について解説した書籍を発行している。

 Fed,ECBはWEBにアップされている。これに対して日銀の説明姿勢は問題だらけ。

 今後新たに、毎年数兆円単位の中央銀行への財政補填が発生しかねない。