齋藤糧三著 病気を遠ざける!1日1回日光浴 日本人は知らないビタミンDの実力
2000年代に入ってアメリカを中心に潮目が変わり、カルシウム代謝以外の働きに関心が集まるようになり、ビタミンDを”人体のあらゆる機能を調整するホルモン”として重要視するパラダイムシフトが起こった。
ビタミンDががん細胞の受容体へ結合すると、がんを抑制する遺伝子のスイッチが入り、ビタミンDはがん細胞のオートファジーを抑制して増殖を抑えてくれる。
加えてビタミンDは、がん細胞を増殖させる血管の新生を抑えて栄養の補給路を断ち、兵糧攻めにしてくれる。
死亡率の低い皮膚がんになるリスクよりも、ビタミンDによって死亡率の高い大腸がんや肺がんなどのリスクを減らせるプラスの作用の方が遙かに大きい。
・現代人の半数はビタミンD欠乏症
・日光浴でアレルギーは消える
・かぜやインフルエンザも予防