辻 直樹著  なぜ水素で細胞から若返るのか 抗酸化作用とアンチエイジング 

 水素は決して万能薬ではなく、その効能は唯一、身体を衰えさせる悪玉活性酸素を除去することだけである。しかし、酸化を防ぐことは、私たちの身体の中で起こる不調や老化の根本原因を断ち切る唯一無二の方法である。

 最高の「クオリティ・オブ・デス」を迎えるために、まずは身体"毒を貯め込まない生活”を心がけることが重要だ。

佐藤 優著 君たちが知っておくべきこと 未来のエリートとの対話

 内閣官房副長官補の兼原信克氏は、自分が書いた「戦略外交原論」を教科書にして早稲田大学で講義しているが、間違いだらけ。日本の外交や知性の弱さに繫がっているのでは。

 ホルムズ海峡が封鎖されるという集団的自衛権をめぐる完全に頓珍漢な議論。国際航路帯は、オマーン領海内を通っていることを安倍さんは知らないのでは。オマーンサウジアラビアとイランの間で、非常に厳正な中立政策をとっている。

 

井沢 元彦著 逆説の日本史

 仏教伝来依然、日本人にとって、「遺体を焼く」ことはむしろ冒涜であったが、持統天皇が「今後天皇仏教式に火葬すべし」という命令を下した。その目的は「死穢」にまみれた都を捨てるとい習慣を、仏教式の火葬という葬礼を取り入れることにより変えることであった。この時代から藤原京という中国風の固定した首都が初めて日本の歴史に登場した。

 家康は、天海僧正のアイデアで、生前に宣言して自ら神となった。

家康は、権現様であり、朝廷に奏請して東照大権現という神号を賜った。「東照」は普通に読めば「とうしょう」だが、大和言葉で読めば「アズマテラス」である。これは天照大神つまり「アマテラス」の子孫であった天皇家がこれまで治めていたが、今後は「アズマテラス」の子孫である徳川将軍家治めていく、ということであった。

ニコラス・P・マネー著  微生物 - 目に見えない支配者たち

私たちの体は約40兆個の細胞で構成されているばかりではなく、100兆個のバクテリアを主に腸内に含んでいる。加えて、1000兆個のウイルスも体内に存在しているのだ。このほかにアーキアや真菌類、そのほかの真核微生物も体の中で生息している。これら体内の微生物の大半は私たちの健康にとって有益なものである。疾病を起こし、健康を害する微生物はごくわずかである。

スティーブン・M・ドルーカー 著  遺伝子組み換えのねじ曲げられた真実 私たちはどのように騙されてきたのか?

遺伝子組み換え食品の商品化は、米国食品医薬品局の腐敗によるお粗末な判断で実現した。科学界の主流派が巨大な多国籍企業と協力し、政府の役人も取り込んだ。ノーベル賞受賞者ジョージ・ウオルドは、「組み換えDNA技術はわたしたちの社会に科学史上だけでなく地球上の生命の歴史において、前例のない問題をもたらそうとしている。人類の歴史上で起きた最大の自然破壊に他ならない」と言っている。

米国の「回転ドア」と称される政治手法は、モンサントのマイケル・テイラー氏のように産業界と政府機関の間を行き来することだが、こうして彼らは企業に都合のよい規制や法律、国際基準を誘導していく。

 

杉山徹宗著 騙しの交渉術

元米海軍の少佐で退役後、トリビユーン紙の記者になったロバート・スティネット氏が真珠湾事件の真相を暴くべく17年間にわたって米国立公文書館の膨大な資料を調査し、さらに事件に関与した多くの関係者たちにインタビューや書簡のやりとりを重ねて疑問点の解明につとめ、パールハーバー事件がローズヴェルトをはじめとする米国政権担当者による謀略であったことを立証できたとして「真珠湾の真実」を2000年に出版している。彼は、米国が日本を騙したことは間違っていないと明言している。彼が言いたかったのは、事前の暗号解読によって日本軍の攻撃がわかっていたのであるから、当然ハワイに連絡すべきであった。そうすることによって準備を整えた米軍をミディアム、日本の起動部隊は攻撃を中止してUターンをした可能性が強く、そうすれば数千人の米国人犠牲者はでなかったかも知れないし、その後の5年間にわたる日米戦争も生起せず、日米数百万の犠牲者も出ることはなかったと主張している。